この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第7章 習慣

お父様が大好き。
お父様の一番大事な人になりたい。
お母様の身代わりでもいい。
お父様のお嫁さんになりたい。

私は、その年頃の子供が、父親に抱く思いより、はっきりと強く思っていた。

お祖父様もお祖母様も、お母様が死んでしまったことを悔やんでいた。

お祖父様はお父様のことを憎んでいたし、
お祖母様は、こんなことなら、二人を自由にさせれば良かったと、よく言っていた。

お母様が死んでしまったことを私のせいだと言わなかったけど、
生まれたと同時に死んでしまうなんて、私のせいとしか思えなかった。

そして、お母様を思い起こさせる話題になると、ハッとして口を閉ざす。

その度に私は責められているような気がしていた。

誰か私を見て、
そんな中で私の願いはそれだけだった。
ここにいたら、ずっとお母様を死なせたことを考えていなければならない。

誰か私をここから出して…

そんな時に、名付け親の、お父様の話を聞いたのだ。どんなに断られても毎日私に会いにくる人。
きっと私だけを見てくれる。


でも、お父様は一番お母様を愛していて、私のせいとは言わないけど、お母様の死を一番悲しんでる人だった。
/79ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ