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第19章 最後のデート

俺の家裁に行く・・・・


その２日前・・・・・・。


俺はお袋の携帯を借りて・・・・空港に居た。


凛が来る。


ビックスクーターに寄りかかってアイツが出てくるのを待った。


・・・・・・。


人ごみの中・・・アイツは直ぐにわかる。


花柄の綺麗なワンピースを着て・・・・


日傘を差し・・遠くから俺を見つめた。


・・・・・・・。


ゆっくり凛の方に近づいて・・・


泣きそうな顔を・・・・両手で撫でると・・・・


我慢していた涙が一気に流れた。


「淳・・・・淳・・・・・・」



涙を指で拭って・・・・


「凛・・・・ごめんな・・・ごめん・・・・」


ギュッと俺の服を掴んで・・・


首を横に振った・・。


人ごみの中・・・凛の唇に・・自分の唇を重ね・・・


ギュッと・・抱き寄せた・・。


「・・・約束通り・・・デートしよ・・」


俺らの・・・・


最後のデート。


凛をバイクに乗せて・・・


石垣の海を見て回って・・・マンゴー食って・・・。


「・・・・淳・・・・・出てきたら・・・直ぐ連絡して？？・・・・」


・・・・・・。


「する・・・(笑)」


当たり前だ・・・。


「大分なんでしょ？」


「あぁ・・・でも頑張れば・・・・１年ちょいで出れるかも・・」


「本当っ？？？」



俺らは海が眺められる公園で・・・ずっと話をしていた。


夜・・・凛が予約しているホテルまで送った・・。



「・・・明日また来る・・・・(笑)」


・・・・・・。



「うん・・・・」