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KOIBUMI
第19章 最後のデート



遂に・・・・



最後の・・・・一日・・。


俺はもう直ぐ・・・大分だ。


着替えを済ませバイクに向かって行くと・・・


「淳・・・・・」


お袋が追いかけてきた・・。


「あー・・・・」


「・・・彼女に・・・・お母さんの携帯登録しておくように言って?」


・・・(笑)


随分気に入ってるな・・(笑)


「はいはいー・・・(笑)」


「後・・・・」


・・・・・・・。


「アンタ今夜帰ってこなくっていいから・・・」


?????


「何言ってんだ?」


「いーーから!!!・・・・いびきうるさっくて・・・(笑)」


・・・・・・・・。


このばばぁ・・・(笑)


奥で弟の湊が笑ってるし・・・・。


俺は黙って・・バイクに跨って凛が泊まってるホテルへ・・・。


ホテルの入り口にはもう既に凛が立ってた(笑)


凛は手を振って・・・・


俺の方に走って来た。


「今日は??・・・北の方行くかっ・・・」


「うん(笑)」


・・・・・(笑)


バイクを走らせ・・・海を眺めながら・・・・たまにビーチに立ち寄って二人で海で遊んだりして・・・。


俺らの幸せな時間はどんどん・・・・終わりに近づいてくるんだ・・・。

最北端で景色を眺め・・・一緒に写真もいっぱい撮った。


「淳ー・・・(笑)・・・・お揃い・・・」


凛は土産屋で・・・携帯ストラップを持って言った。


「俺今携帯ないしーーーー(笑)」


「戻ってこないの???(笑)」


「(笑)戻ってきても年少行ってるし・・・戻ったら新しいの買う・・」


凛は寂しそうな顔をして・・・


「・・・連絡くれるよね??・・・・」



・・・・・・。


「当たり前だろ??(笑)」


その時のためにお揃いのストラップを買った。


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