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KOIBUMI
第29章 退院・・・・そして・・・・



私は慌てて席を立ち出口に向かった。


「凛さん待って!!・・・待ってくださいッ!!」


後ろから達也君が私の手を取って私を止めた・・。


なんで??


「・・・・・・ッ!!んっ・・・・」



声にならない声を出し達也君を払うと・・・・。


「お客様ッ??どうかなさいましたか??」


CAの人が駆け付けてきた・・・・。


私は急いでボードに・・・。


『すいません、降りたいです』


走り書きでそう書いた。


「・・・申し訳ありません・・・扉を閉めましたのでもう・・・・。」


「凛さん、淳さんは事情があって・・・後からッ・・」


嘘ッ・・



なんでっ??



達也君をまた振り払うと・・その勢いでその場に転んでしまった・・・。


「凛さん・・落ち着いて??ちゃんと話すから・・・」



「・・・・・・ッ?????////」


なんでッッ・・・・。



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