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ほのぼのした時間を
第12章 クリスマスフェス参戦
周りに背の高い人が集まってしまい、ステージが見えない…
人が密集した状態なのでまともに動けず、周りが飛び跳ねると、一緒にジャンプさせられる…
ライブが終盤に来る頃には、ふくらはぎがパンパンで、足裏がピリピリと痺れるように痛んだ。
「今日はありがとなー!この後も楽しんでけよー!!」
サンバルの出番が終わると、お客さんが少しずつ抜けていった。
ようやく休める…のではなく、チャンスとばかりに合間を縫って、ステージへと進んだ。
わあ、最前まで来ちゃった…
ステージの中央からやや左側に辿り着き、柵にもたれ掛かって脚を休める。
ステージ上では、楽器の設置が行われ、見た事があるドラムセットが置かれる。
今日は今までで1番近い距離でBlue Eyesのライブが見られる。
いつものようにカッコ良く演奏する彼らを想像し、ちょっとニヤけてしまった。
…この後、ニヤけてばかりいられない、最前の恐ろしさを体験することになるが…….