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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第11章 天地 神への誓い ロイド&アル

いつまでも解放されないもどかしい気持ち良さに、アルの眼差しはうっとりと蕩けていく。

もうどうなってしまうのかわからない。
身体が自分の物ではなくなっていきそう。

気が遠くなってしまいそうなほどにずっと気持ちいい──

熱くて甘い疼きのかたまりが下腹部にずっとある。

「はあっ…アル──っ…」

気持ち良さそうなアルの表情をロイドは愛し気に見つめる。

ずっと眺めていたい──

こんなに綺麗で色っぽいアルを。

ロイドは膝に抱いたアルをまた押し倒して身体を重ねる。

アルの全部が気持ちいい。抱いた感触と、そして自身の熱い猛りを包まれている感触。

ロイドはその二つをじっくりと身体に刻み堪能する。
まるで波に揺られる舟を漕ぐようにゆったりと腰を揺らし、そして小刻みに律動を送る。

「アル、大丈夫か」

うっとりとしたアルの頬をなぞり、ロイドは顔を覗き込む。

「辛いならもう終わるか」

腰を揺らしながら優しく問いかけたロイドにアルは首を横に振った。

「もっとこうしていたい」

言ってぎゅっとロイドの肩にしがみつく。絡まるしなやかなアルの細い手足。

ロイドはその仕草にあてられながらも嬉しそうに目を細めた。

抱きついてきたアルを堪らず強く抱き締めるとロイドの逞しい背中はまた大きくゆっくりと波を打ち始めていた……。



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