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早く気づいて欲しかった
第12章 家族
まずは母屋へ一人で向かった。

「ただいまぁ。母さんいる?」

相変わらず派手なインテリアの廊下を進んで居間へと進むと・・・

ガチャっ


・・・・・・




ソファーで抱き合う両親を目撃。


「昼間っから何やってんだよ!こんな所でっ!」


「おかえり〜♡ 早かったわねぇ♪まだ凛ちゃんとラブラブしてて、こっちには来ないかと思っていたわ〜ふふっ♡」


「まぁ座りなさい。」


親父の向かいに座ると母さんはお茶の用意にキッチンへ向かう。


「昼間っから盛ってるんじゃねぇーよ」

「お前が急に留学を決めて母さんが寂しがってるから。父さんが母さんをたくさん愛してだな・・・」

「いやっ!わかった。もう言わなくていいから!」


「おまたせ〜♡お母さん、昨日見ちゃったの♪
うふっ♡」

??


「隼人と凛ちゃんがキスしてると・こ・ろ♡」


!!?!!

「お母さんだって隼人に早く会いたかったけど声かけずにおとなしくしてたのよー!えらいでしょ♡」


はぁ・・・

母さんに見られてたのかよ・・・




「凛と付き合うことにした。」



「やっと!! 私たちの愛の巣計画の賜物だわ♡」


「春からはこっちの高校にもどって卒業後に向こうの大学で学ぼうと思う。凛とも話をしてどうするか決めるよ。」


「凛ちゃんを悲しませることだけは許さない。父さんからはそれだけだ。」


「凛の家にも挨拶に行ってくる。」

「あぁ。父さんたちも後で行くよ!」




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