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どこかで………
第1章 どこかで……
「コンコンッ」

深夜のビジネスホテルに、遠慮がちにドアがノックされた。すばやくドアを開くと30歳ぐらいの小綺麗な女が立っている。いわゆるデリヘル嬢だ。

「どうぞー」

普段はあまり、社交的ではない男がつとめて、にこやかに言った。第一印象がサービスの良し悪しを左右すると思っているからだ。

「こんばんは。時間、どうなさいますか?」

「………ん?、あぁ、120分でお願いするよ」

どこかで見たことのある女だった。女はミユキという名前らしい。料金を払い、あたりさわりのない会話の後、一緒にシャワーを浴び、ベッドに横たわった。

「せめられるのは好きですか?」

軽くキスをしてから、固くなりはじめたペニスを優しく撫でながら、さらに乳首を舐める。

「乳首、大丈夫ですか?」

硬さを増していくペニスをしごきながら、執拗に乳首をいたぶる。

「気持ち良いですか?」

不安そうに聞かれたが、女とどこで会ったか気になって、集中しきれていなかった。

「も~っ」

ふてくされたように呟くと、男のペニスをゆっくりと口に含み、根元まで深く飲み込むと、そのまま舌で刺激を加える。

「うっ」

思わず声が出た男に、女は妖しく微笑み、さらに、コウガンを両手で揉みほぐし始めた。ストロークはゆっくりだが、舌の動きは激しく、ときおり口をすぼめ、ペニスを締める。男の先走り液と女の唾液が混ざり、女の口元は妖しく濡れ始めた。

「ジュッ」「ビチャッ」「ジュルルッ」

女は卑猥な音を奏でながら、男の快感を高めていく。男の呼吸が乱れ、いくぶん身体を硬直させると、女は動きをとめ、ペニスから口を離した。

「おねだりしても良いですか?舐められるの好きなんです」

男の手を陰部に誘うと、女はすでに濡れていた。恥ずかしながら、そう言って微笑み、男の顔に跨がり、愛撫を再開させた。

「ジュルルーッ」「ピチャッ」「ジュルッ」「ジュポッ」

薄暗い部屋に卑猥な音を響かせ、男と女の快感を高めていく………が、男はもう限界に近かった。女の右手と口が、ねっとりとペニスを締めあげるものに変わったからだ。

「うぅっ」

クリトリスを吸いつきながら、美尻を強くわしづかみにし、欲望を爆発させた。












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