この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
どこかで………
第3章 憂鬱
「120分です」
店に時間を伝えると、二人でベッドに腰を掛け、しばらく黙っていた。男は何があったかを聞かなかったが、ミネラルウォーターをひとくち飲み、バスルームに赴き湯加減をみてくると、優しく微笑んで、風呂に入るようにすすめた。
「ゆっくり入ってきたほうが良いよ」
バスルームの鏡に映るミユキの顔は、本当にひどいものだった。涙で目は腫れあがり、鼻は赤く、化粧はところどころ落ちて、みる影もない。
¨化粧は全部、おとしたほうがいいだろう。それにしても、老けた………¨
そう思った。
店に時間を伝えると、二人でベッドに腰を掛け、しばらく黙っていた。男は何があったかを聞かなかったが、ミネラルウォーターをひとくち飲み、バスルームに赴き湯加減をみてくると、優しく微笑んで、風呂に入るようにすすめた。
「ゆっくり入ってきたほうが良いよ」
バスルームの鏡に映るミユキの顔は、本当にひどいものだった。涙で目は腫れあがり、鼻は赤く、化粧はところどころ落ちて、みる影もない。
¨化粧は全部、おとしたほうがいいだろう。それにしても、老けた………¨
そう思った。