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どこかで………
第3章 憂鬱
「ごめんね。料金、まだだったね。この間の金額で良いかな?」

このまま帰れば、もう、男に会うような事はないだろう。ただ、何のサービスもしていないのに、料金をもらうのは気が引けた。まして、今日で店をやめることになっている。ミユキは申し訳ない気持ちで溢れ、この男に対し、卑怯な気さえしてきていた。

「あの………。」


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