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心の隙間を埋めて
第6章 日常

 その日の深夜に彼氏に電話してみた。数百キロメートルの恋愛は、やっぱりキツい。

『おかけになった電話は電源が入っていないか、電波の届かない場所に……』


 ツー、ツー、ツー……。


 やっぱりね…………。

 大体、想像していたが、

 寂しい。

 涙が溢れた。

「先生、何してるんだろ……」

 まだ、先生の感触が残っている。

 手のひらに……。

 口の中に……。

 胸の膨らみに……。

 そして、

 私のアソコに……。



 先生にメールを打った。

 でも……、

 もう、眠てるかな?

 お風呂……?

 それとも奥さんと……。

 ああ……。

 ブラジャー姿の自分を自撮りして先生に送る。何故か全身産毛が立ち上がるような感じがした。全身が熱くなってショーツに染みが出来るのが分かる。

 ああん……。

 ベッドに横になって、自分の指で慰める。私の指が先生の指に変わる。
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