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SMを詰め込んだ短編集
第4章 兄とあたしの蜜事/SM
お兄ちゃんは男性にしては細身の方だ。背も高い方で手足が長い。見た目には力仕事は向いてなさそうだ。
そのお兄ちゃんのどこにそんな力があるのだろうと真剣に思うほど、力いっぱいバラ鞭を振り下ろす。

「もっ…ぎゃあああっっやめっあ゛あ゛あ゛っっっ!!!!」
「いい加減にしろ鈴!」
「ぃぁぁぁあああああっっ!!ごめ、なさァァあぁぁああ゛あ゛!!!!」

耳を劈く鋭い音。振り下ろされる度火傷していると錯覚する痛み。お兄ちゃんの怖い顔。クリトリスを重点的に狙ってるのか、硬い皮のバラ鞭は容赦ない。それに何本かの鞭の先には輪ゴムが結ばれていて、それがクリトリスにヒットすると頭が真っ白になる。

バシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシン

意識が飛びかけた。

ヴィィィィいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいイイイイイイィィィィィィィィィ!!!!!!

すかさずクリトリスに最大までつまみを回された電マを当てられ、気絶を許されない。

拘束された手足に、逃げることも足を閉じることも許されない。
イってる。多分、イってる。イってるのにイっちゃう。

もう、ワケガワカラナイ……
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