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SMを詰め込んだ短編集
第4章 兄とあたしの蜜事/SM
捻り潰され、限界まで引っ張られ、手網のように叩きつけられ。体が跳ねるとバイブが変な動きをして、クリトリスが引きちぎられそうになる。本当に窒息しそうなほど喉の奥の奥までおちんちんを突っ込まれ、嘔吐こうが咳き込もうがお構い無しにピストンされる。イってるのかエクスタシーなのか最早分からず、どこに集中していいかも分からず、逃げ道は皆無。ビクビクと体が痙攣し、図らずともナカが絞り出すように締まるのに、こじ開けるようにバイブが暴れ回った。

「飲め…!」
「んぶっ!ぐっ…かはっ!」

ドクドクと無遠慮に、青臭くてどろりとしたお兄ちゃんの精液が喉の奥を焼くように通過して行った。

「はぁ…お前のクチまんこ最高だな」
「かはっ…けほっ…ああっら、も、ああっ!」
「ああ、悪い悪い。バイブも抜いてやろう。十分反省はしたな?」

笑いながら足元へ回って、電源を切ってくれた。じゅぶりと耳を塞ぎたくなるような音を立てて胎内から出ていった。

「ははっ…糸を引いてる。すごいな。何回イった?これが本当に好きだな。俺のより好きか?」
「はあっ…はあっ…も、許してお兄ちゃん…」
「俺の質問に答えろ」
「ああああっ!!」

熱を持ったあたしの割れ目にぴしゃりと鋭い痛み。瞬間に絶頂を迎えたことに、お兄ちゃんは地の底を這うような声でいい加減にしろと呟いた。もう、今日は許してくれそうにない。
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