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愛おしいキミに極甘な林檎を
第34章 アナタを信じているから……



そう考えると怖くなってきて心が落ち着かなくなっていく……。


課長と女友達と別れてからひとりになって立ち止まり、夜空を見上げた。

きらりと輝く星がいくつか見えて綺麗だ。



今日はソラ先輩の住むマンションの近くで飲んでいたから迎えを頼んでいない。

迎えに行くと言われたけど一人で帰れると言って断った。



友達と久しぶりに会えて楽しかったんだから笑顔で帰らないといけないのに口角が上がらない。


とぼとぼと歩いていると不安になりながら帰っていた夜を思い出す。




もう六年も前の話になるけれど……――――



* * *


「はぁ……、んっ……、颯太…好き……」


付き合っている颯太とベッドの上で体を重ねて唇を離した後に好意を伝えた。


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