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第36章 You belong to me

「それは……」

一番恐れていることだ。

どんな手を使われるか分からない。

育ててくれた両親をこれ以上不幸な目には会わせたくないのに……。


でも私は……――――



両親のことを考えて不安になって俯くとソラ先輩が庇うように私の前に立つ。



「千十郎さんが風子さんにしてきたことの裏はすべてお見通しですよ」


「なっ……」

「これ以上、風子さんを脅し続けるならそれなりの措置を取らせていただきますが」


「まさか……。なぜお主がわしがした事を知っておるんだ」


「そちらが探偵を使って調べていたように、こちらもご挨拶に伺ってから色々調べさせていただきましたから。
自力なので風子さんが関係していることしか調べていないですが」