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愛おしいキミに極甘な林檎を
第37章 幸せな日々とその奇跡まで
離れた後にソラ先輩に背を向けて横になっているとお腹から引き寄せられて傍に戻される。
「終わった後の風子の居場所はこっち」
「うう……、今日こそ私が最後までソラ先輩を気持ち良くしようと思ったのに……」
「風子を気持ち良くするのが俺にとっての快感だから理にかなっているとは思うけど。おかげで手の痺れを気にしない時間を過ごせたよ」
「次は紛らわすために別の方法を探します。私は騎乗位が下手ですし」
「下手じゃないよ。エロくて気持ち良かったし、風子から求めてもらえて嬉しかった」
喜ばせることができたと知って口元が緩んでしまう。
調子のいい私はソラ先輩の方を向いて痺れていると言った右手を握って自分の頬に当てた。
「これも温かいですかね?」
「うん、温かいよ。たまにこうしてくれるよね」