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愛おしいキミに極甘な林檎を
第37章 幸せな日々とその奇跡まで



また何枚か可愛いシールを選んであげてレジへ向かわせた。

これで明日も雑貨屋に行く事はなくなるだろう。



買い物を終えた後、理人さんが店の外で私を待っていてスマホを見せてくる。


「これが妹が作ったシール帳です。可愛くできたって自慢してくるんですよ」


「わぁ!私が選んだのも使ってくれていて嬉しいです」


渡されたスマホをスワイプしてシール帳の写真を見ていると、私たちより明らかに年上の男女の写真が出てきた。


「あわわ……、勝手に見ちゃってすみません」



「やましいものはそのフォルダに入れていないので大丈夫です。その二人は僕の両親ですから。

スマホが水没した時にバックアップしたデータを復元したらその写真が出てきまして」



「大切な写真が見つかって良かったですね。……こっちの写真は?」


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