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愛おしいキミに極甘な林檎を
第6章 結婚相手

仕事が終わってヘトヘトになりながら駅へと向かう。


雪も少しずつ降ってきて一段と冷え込み、吐く息は白い。



今日は酷く疲れた……。


職場の人と食事をしてくるから遅くなると言って理人さんの迎えも断ったから自分の足で帰るしかない。



歩きながら今日あったことを思い出す。


店は決められてもなんと伝えるかまで結局決めていなかった。


その場のノリでいこうと思っていたけど……。


私も好きでした。

付き合いたいって思っていました。

結婚前提で付き合ってください。


どれがいいんだろう?


そもそも次のチャンスはいつくるのかな……。



「…………」


駅に着いて時刻表を見ていたら疲れているのか視界が霞んで見えた。


やばい……、今日の私ったら相当疲れてる……。



目を凝らした時、見知らぬ外人に肩を叩かれた。



「Excuse me. I am traveling, where is the information desk?」


英語で話していると思うけど、学生の頃から英語に弱いから全く分からない……。

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