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愛おしいキミに極甘な林檎を
第6章 結婚相手


「デスク?えっと……、机の情報?なんで机……?」


どうしよう。私が答えられないから相手がすごく困った顔をしている。


私も何を言っているのか理解してあげられなくて困惑する。


一体どうすれば……



「――――Then you will be on the right floor」


この状況を助けてくれるように背後から流暢な英語が聞こえてきた。


「I see. Thank you」

すると外人はニッコリと笑ってそう言い、手を横に振って去って行った。


たっ、助かった……。


一体誰が助けてくれたんだろう……。



「風子」


英会話を聞いた時になんとなく似ていると思っていたけど、私の名前を呼んだ声で誰なのか確信した。


でも信じられなくてドキドキしながらゆっくりと後ろを振り向く。



そこに立っていた人物を見て私は目を大きく見開いた。






「ソラ先輩……――――」


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