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愛おしいキミに極甘な林檎を
第44章 愛の結晶



意地悪そうに笑ったソラ先輩は私の体をベッドに倒してから口付けをしてくる。


体を重ねて唇を貪られ、その快感に浸っていると思考が溶けて嫌なことも忘れてしまう。


「はぁ……、んんっ……」


苦しくなって息を漏らした私は大きな背中に回していた手に力を入れた。



もっと受け入れて欲しくて、あなたが欲しい……。



舌を入れられて腔内を掻き回されてから私も本能のまま大胆に絡ませてみる。


「それ、エロいね……」


「私をこんな女にしたのは誰ですか」


「ふっ、そこまで素敵な女にしたのは俺だね」



唇を重ねたり、お互いに触れている時にソラ先輩は私の上着をゆっくりと捲り上げる。


胸元が露わになるとそこにふわりと唇を当ててきて、音が立つ強めのキスを落とした。



ブラジャーのホックに手を掛けられた時、階段を駆け上がる足音か聞こえてきた。


そしてすぐにバンッと勢い良くドアが開く。


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