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愛おしいキミに極甘な林檎を
第51章 偽りの恋人

「まったく、那砂はやっと取れた休みの日に呼び出して……。用件はこのためですか。……ありがとうございます」
乗り気じゃない割にはプレゼントを素直に受け取っていて私もニヤリと笑ってしまう。
「今すぐここで開けて風子ちゃんに披露して」
会った時からその紙袋を那砂さんが持っていたから何が入っているのか分からない。
眉をひそめながら理人さんがそのプレゼントの中身を確認すると、すぐさま私に見えないように隠した。
「っ……!?なんでコレが十個も入っているんですか。こう言う物は風子さんに見せられないでしょう!」
「大丈夫よ~。こう見えて風子ちゃんはスケベな女だから。オナホくらい知ってるよねぇ?」
「僕は風子さんがそこまで猥らなお嬢様だと思ってません」
「もう、理人くんったらいつまでも経っても童貞思考なんだから~」

