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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜



「なっ…、なんでしょうか!?今のはなんでもないですよ!」


あまりの気持ち良さに油断して声を出してしまい、冷や汗をかく。


私が焦っている時、背後にいるソラ先輩は口を閉じてお腹を震わせて静かに笑っていた。

まったく意地悪な大魔王だ。



『具合でも悪いのか?呼吸が荒いようだが……』



「息が切れてるのは……、さっき激しいエクササイズをしていたからです!

最近、食べ過ぎたので運動しなくちゃいけないなって思いまして。そのくらい元気ですのでご心配なく」



苦しい言い訳をしている最中、ソラ先輩は笑いを堪えるのに必死だったのか手の動きを止めていた。



『食事から何やら、自己管理をしっかりとしていて偉いな。だからあんなにスタイルがいいのか』


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