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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

触り心地を確かめた猫のぬいぐるみを指さして課長にもこの柔らかさを体感してもらう。
「どれどれ。……今のぬいぐるみはすごいな」
恐る恐る触ってから目を丸くしていたから私は思わず笑ってしまった。
「そうなんですよ。手触りがよくてずっと触っていたいくらいですよね」
寄り道をしながらも鈴川さんに贈る物も探しながら可愛い雑貨を見て回る。
女性向けの物であまり興味がないのか課長は私の後をついてくるだけ。
そのおかげでプレゼントする物があっさりと決まって助かった。
でもあることに気付いてふと足を止める。
なんだろうこの不思議な感じ……。
「次はどこを見たい?……どうした?」
「いえ、なんでもないです。そう言えば、そろそろ新しいお財布が欲しいかなって思ってるので来たついでにこの近くにあるお店も見ていいですか?」

