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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜



「え?最初の方は聞こえませんでしたけど。なんですかねー?教えてくださいよ」



「なんだろうな」


「言っておきますけどデートじゃないですからね」


危うく陸田さんにバレてしまうところだった。


課長が言いかけたことも、知られてはいけなかったことだったと思うからヒヤヒヤとした。


北海道に出張に行った時に私が大胆になっていたのは、ソラ先輩と電話越しに自慰をしていたこと。


昨日の電話のこともあるから、完璧に変態だと思われていそうだ。




定時が過ぎて少し経った頃。


仕事を終えた私と課長は駅前のショッピングモールに買い物に行った。


鈴川さんに贈る物を選ぶために雑貨屋に寄ると、自分の欲しい物ばかりに目がいってしまった。



「ねえねえ、このぬいぐるみ可愛いと思いません?ふわふわですよ。触ってみてください」


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