この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

「え?最初の方は聞こえませんでしたけど。なんですかねー?教えてくださいよ」
「なんだろうな」
「言っておきますけどデートじゃないですからね」
危うく陸田さんにバレてしまうところだった。
課長が言いかけたことも、知られてはいけなかったことだったと思うからヒヤヒヤとした。
北海道に出張に行った時に私が大胆になっていたのは、ソラ先輩と電話越しに自慰をしていたこと。
昨日の電話のこともあるから、完璧に変態だと思われていそうだ。
定時が過ぎて少し経った頃。
仕事を終えた私と課長は駅前のショッピングモールに買い物に行った。
鈴川さんに贈る物を選ぶために雑貨屋に寄ると、自分の欲しい物ばかりに目がいってしまった。
「ねえねえ、このぬいぐるみ可愛いと思いません?ふわふわですよ。触ってみてください」

