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愛おしいキミに極甘な林檎を
第59章 ふたりからひとつへ

「確かにそうですけど、パンツまで指定されるとは思ってもいませんでした……」
「きちんとした格好をしている風子がエッチなパンツを穿いている。……非常にそそられるよ」
爽やかさを保ちつつ真剣な顔でマニアックな性癖を暴露されても困る。
律儀に応えている私も私だけど。
今日は結婚をするために乗り越えないといけない大事な用事があるから、ふざけていられる日ではない。
「ちゃんと穿いてきたの?」
目視して確かめたいのか、ソラ先輩は私のスカートを膝下からスーッと徐々にたくし上げていく。
太股の上には脱いだコートを置いているからスカートの半分以上は隠れている。
通路を挟んだ隣の席には誰も座っていないから、穿いてきたパンツを見られる心配はない。
この席の隣の通路を誰かが通らなければ……。
「っ……、ソラ先輩……」

