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愛おしいキミに極甘な林檎を
第59章 ふたりからひとつへ

街並みや広々とした外の景色が眺められる窓側に座っている私の左の太股が少しずつ露わになる。
薄いストッキングの上を滑るソラ先輩の指先がとてもいやらしい。
やめてと言わない私も変態だ。
見た感じ前の席にも誰も座っていない。
何席か前には乗客がいるけど、幸い私たちが話している小声も聞こえていないと思う。
その状況でスカートが腹部の辺りまでたくし上げられると、肌色のストッキングの下に穿いていた赤いTバックが僅かに姿を現した。
「俺の命令に従って偉いね」
トンッと肩を当ててきて耳元で囁いてくる卑猥な雰囲気に鼓動が更に早くなる。
自宅から出た時からドキドキドキと心臓が煩いのに……。
「お弁当とドリンクはいかがですか?」
隠れて淫らな雰囲気に浸っているとパーサーがやって来て車内販売が始まった。
順番的に次は私たちが座っている方の席にやってくる。
このままだと見られてしまう……!

