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愛おしいキミに極甘な林檎を
第59章 ふたりからひとつへ



「えっ!?素足を晒せってことですか!?」


「そうだよ。風子の脚は綺麗だから穿いても、穿いてなくても一緒じゃん」


「でもこれでは社会的にマナー違反なんじゃ……。ソラ先輩のお爺さんとお婆さんはこういう事に厳しそうですし……」



「大丈夫。二人が許さなくても俺が許すから。もし、何か言われたら何とかするから任せておいて」


「はあ……。分かりました」

何か案でもあるんだろうか……。


とりあえず何かあっても任せておいて大丈夫そうだからストッキングのことは諦めた。


それから書類のサインを書く欄に名前を書いた私とソラ先輩は、ラブホテルを出てお爺さんの元へと向かった。



久しぶりに行くソラ先輩の実家。


ネット上で世間を騒ぎ立ててしまったから玄関をまたぎにくい。


恐る恐る家へとお邪魔すると、階段を駆け下りてくる足音が聞こえた。



「兄さん、姉さんいらっしゃい!実は伝えたいことがあったんだよ」


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