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愛おしいキミに極甘な林檎を
第59章 ふたりからひとつへ



「兄さん、お爺様とお婆様と話は終わったー?母さんが帰ってきたよ」


再び険悪な雰囲気になってきた時、ガチャッと勢い良くドアを開けて昴くんが入ってきた。


その様子をチラッと一瞬だけ見たソラ先輩は、気にせずお婆さんとおばあさんの方へ視線を戻す。




「お婆様、彼女の素足はとてもなめかましいでしょう?」


真面目な表情をして何を言うのかと思ったら、想像を絶することを言い出して私は驚いて目を大きく見開いた。


多分、ここにいる全員が同じリアクションをしていると思う。


「なっ……、塑羅くん!?自分がどれだけ下品なことを言っているのか分かってるの!?」


その証拠にお婆さんが動揺して声が裏返っている。


「ほどよい肉付きですらりとしていて、触れたくなるほどの健康的で美しい脚。

ストッキングで隠しておくのがもったいないほどの美脚だと思いません?」


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