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第63章 愛おしいキミに……

「…………」


手首を縛られ、胸を寄せているこの姿をしばらく黙ったまま見られていた。


この恥ずかしさは照れる程度で済むものではない。拭いてもまだぬるりとしているアソコがムズムズしてくる。


退院して来てからこんな症状は出たことがなかったというのに……。


「そんなに見つめられると困ります……。私におかしいところでもあったでしょうか……？」


「いや、ないよ。エッチだなって思って」



私の頭が枕の上に乗るように体を押し倒されるとソラ先輩が脚を割って間に入ってきた。


服を着ているというのに先程裸姿を目にしたせいで意識してしまってドキドキする。


「っ…、んっ……。ひゃぁ……、そこは…だめ…です……」


このままキスを落とされると思っていたら唇で首筋にそっと触れられて落ち着いたはずの体が反応してビクビクと震え始めた。


「縛ったままだと感度がいいな。……感じているところも可愛いよ」