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愛おしいキミに極甘な林檎を
第12章 裸の付き合いとイケない妄想

「ははっ、そうですね」

課長とソラ先輩は笑っているけど、私は心から笑うことができなかった。


それから美味しい物を食べたり、温泉付近の滝など景色を見に行ったりのんびりと観光を楽しんだ。


最初は仲が良いのか信じられなかったけど、二人とも穏やかな一面があるから合うところがあるんだろう。


でも課長がいつソラ先輩に私たちの関係を言うか心配でハラハラしていた。


結局、最後まで何事もなく終わってホッとしたけど。




夕方になって課長を家の付近まで送った後、車内でソラ先輩と二人っきりになる。

やっと気が緩んで座席に深く腰掛けた。


「今日は楽しかった?」


「はい。びっくりしましたけど、ソラ先輩が友達とどんな風に過ごしているのか見れて楽しかったです」

「それは良かった」


「でもどうして課長とそんなに仲が良いんですか?出会ったばかりなのに一緒に遊びに行くなんて……」

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