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愛おしいキミに極甘な林檎を
第33章 綺麗になったキミに……


性器を離した後にも体内に繋がっていた感覚が残る。


愛しい痕。


体が求めているのか、ソラ先輩のものなら欲しいと思ってしまう。


行為が終わってから浴衣はただ羽織っているだけのようにはだけて、髪の毛もぐしゃぐしゃだった。

そんな私をソラ先輩は優しく包んでくれる。

夏の始まりを感じた夜に思う存分甘えた。




次の日の夕方。洗濯物を取り込むためにベランダに出ると、昨晩に見えた向こう側のマンションに住んでいる男がまた煙草を吸っていた。


しかもベランダに出てこちらの方向を見上げている。


「あの部屋の人に見られている気がするんですけど……。昨日の夜、私たちがエッチをしていたところを見たんですかね……?」


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