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明日に架ける橋
第3章 罪と赦し
花憐があれこれと考えているうちに、あっというまに家に着いた。
見慣れた家・・・・。長い間、閉じ込められてきたあの家に再び戻ってきたのだった。
状況を更に悪化させて。

花憐は男に担がれて家の中へと運ばれた。
既に車内で暴れ、スタンガンでもう一度攻撃された後であり、花憐はぐったりしていた。

どさ!っと床に降ろされ、花憐は呻いた。

貴子が花憐を見下ろして足で顔を踏みつけた。

ギリ・・・・・!

「よくも虚仮にしてくれたわね・・・・・!」

貴子の目の下には黒々しいクマができており、白髪が一気に増えていた。
花憐を見下ろす鬼の形相は、今までで一番歪んで醜かった。

「さあ、まずはその顔をぐちゃぐちゃにしてやらなくちゃ」

そう言うと狂ったように笑い出した。
側にいた聖子が母に並び、花憐を見下ろす。

「ママ。それもいいけど、私良い考えがあるの。あの部屋に閉じ込めて、この女を
売春婦にするのよ。
いろんな男の相手をさせるの。毎日、何人も何十人も。もちろん避妊なんてしなくていいし、好きなだけ痛めつけていいことにしたら、こんな女でも客は来るわ。
そうね、一回500円ぐらいでいいんじゃない?ホームレスたちも手の届く価格にしなくちゃね。私の知り合いに秘密裏に斡旋を頼むから」

聖子は花憐の腹部に蹴りを入れた。
花憐は体を折り曲げて呻いた。

「こういう女は、顔を傷つけたくらいじゃダメよ。精神を痛めつけなきゃまた同じことをするわ。完全に服従させるには、心身共に廃人にしなくちゃ」
「・・・・そう。そうね。聖子の言う通りだわ」
「まずはあの人にしてもらいましょうよ」

そう言って、岩田の友人の男を指差した。

「それがいいわ。でも、その前に・・・・」

貴子はどこからか角材を持ってきて、花憐の前に立った。
貴子の影で視界が暗くなったかと思うと、肩を思い切り叩かれた。

「ぅ・・・・・ッ!」

手足を縛られ、口を塞がれた無抵抗の花憐を、貴子はこれでもかと何度も何度も殴った。

身をよじって顔を隠すが、後頭部や背中、腰や足を気の済むまで殴られた。
もちろん誰も止めるものはいない。

「お前なんか!お前なんか!!」

花憐の意識は朦朧とし、視界がぼやけてくる。
口を塞いでいた布は殴られている間に取れてしまったが、もはや声を上げる気力もなかった。
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