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人妻エリの秘めごと
第10章 甘い生活②不穏な影
毎日求められる幸せ。その幸せな結婚生活に影が差したのは、夫に別の女の気配を感じたから。一緒になってからまだ三か月も経たない頃のことでした。
はっきりした証拠はありません。結婚当初から夫の行動パターンは変わらず、不自然な残業が多くなったり、急に出かけることが多くなったりといったこともありません。わたしへの愛は変わらないけれど、でも感じるのです。女の勘というものでしょう。
わたしを誰かと比べている。抱かれている最中でも、夫の屹立を受け入れて喘いでいるわたしの顔を見る目がそんな印象を受けるのです。既に関係が終わってしまった過去の女を思い出しているなら許せます。わたしだってそういうことはありますから、何とも思いません。でもそうではなく、今の夫に別の女の気配を感じるのです。
はっきりした証拠はありません。結婚当初から夫の行動パターンは変わらず、不自然な残業が多くなったり、急に出かけることが多くなったりといったこともありません。わたしへの愛は変わらないけれど、でも感じるのです。女の勘というものでしょう。
わたしを誰かと比べている。抱かれている最中でも、夫の屹立を受け入れて喘いでいるわたしの顔を見る目がそんな印象を受けるのです。既に関係が終わってしまった過去の女を思い出しているなら許せます。わたしだってそういうことはありますから、何とも思いません。でもそうではなく、今の夫に別の女の気配を感じるのです。