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私の欠けているところ
第4章 俺のついた『嘘』のおかげだったんだけど

しかも送り主は
深海さん

あーなんかすみません!
勝手に
キスしようとしてましたっ

と、やや焦りつつ
そして時間を確認して
もう2時なのにLINE?
と思いながら
俺は急いでLINEを確認した


『今日はありがとう。
楽しかった』


それだけのLINEだった

けどそれだけでも
俺は嬉しくなって
深海さんが眠ってしまわないように
すぐ返事を送ったんだ


『俺こそありがとう。
俺はめちゃくちゃ楽しかった』


すると深海さんから
すぐにLINEが返ってきた


『私はむっちゃくっちゃ
楽しかったよ(笑)』


可愛いな

けどどうして
こんな時間に連絡してきたんだろう

もしかして…なんかあったのか?
じゃなきゃ
深海さんからLINEなんて…

と、俺は心配になった


『いやいや
俺は猛烈超絶楽しかったし!(笑)
てか…もう2時だけど
眠れないの?
ちなみに俺は眠れなくて起きてました』


そう

俺が先に眠れないって言っておけば
きっと遠慮せずに
LINEを続けてくれると思ったんだ

明日、仕事は休みで
特に予定もない
オールでやったって
俺は問題なかった


『うん…ちょっと眠れなくて』


よかった…

そのLINEに俺はホッとした
強がったりしないで
本音を言ってくれたからだ



『何か…あった?
もしかして恋人と喧嘩した?』



『ううん、そんなんじゃない
なんだろな…
ちょっと寂しいのかな(苦笑)』


その時の俺の気持ちは
喧嘩じゃなくて
がっかりしたのが半分
喧嘩じゃなくて
安心したのが半分だった


『週末なのに
ドタキャンだもんな。
俺でよかったら
眠くなるまで付き合うよ』


そんな返信をしたのは
その時
俺は知らなかったからだ

LINEをしてる
深海さんの隣に
アイツが眠っていることも

ついさっきまで
アイツに深海さんが
抱かれていたことも
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