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第2章 お誕生日
冷たいコンクリートに涙の染みができた。痛みは徐々に薄らいでいき、動きもスムースになり始めると、妙な感覚が疼き始めた。

「好ちゃん…す…好きだ。大好…だ。高杉としてた時も、好ちゃんのこと…ずっと考えて…た」

ーーーぐちゅっぐちゅっ。

涼が動くたびに、下腹部から淫らな音がし始めた。

「き…気持ち…良い…でしょ?」

接続部から湧き上がる妙な感覚に私は翻弄され始めた。

「うっ…くっ」

思わず声が出た。ふわふわとした気分、充血し始めた下半身はどくどくと私の意識とは別に拍動していた。

「気持ちが…良く…なった?」

「い…いや…。」

私は首を必死で降って、滑る様な溢れ出す快楽に堪えた。

「やめ…て」

下半身の疼きは折り重なる様に増していく。

「駄目だ…止まらない…中に…」

激しく突き上げられ、とうとう私は声を殺す事が出来なくなった。

「あっ…あっ…やめ…て」

離れようとする腰を両手でがしっと抑えられると、全身に快感の電流が迸った。

「あ…あ…」

ーーー ちょろちょろ。
ガクガクと膝に力が入らなくて私はコンクリートに爪を立てた。
そして余りの気持ちよさに失禁してしまった。生暖かさが足に伝わり流れ落ちた。

「あっあっ…イクっ」

私の快感が過ぎた後、ぐりぐりと押し付けられた涼の腰。
そして涼は、荒い息のまま動かなくなった。とろりとろりと何かが、足の間から垂れた。

「好ちゃん…本当に好きなん…だ」

涼から離れようとすると、ぐいっと汗ばんだ腰を引きつけた。足元の砂利が音を立てた。繋がってまま、長い時間が過ぎた様な気がした。そして再び動き出した涼の腰は、激しさを増していく。

「好ちゃんが…いけないんだ。好ちゃんが…。」

涼は、3回続けて私の中に怒りをぶちまけた。
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