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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第20章  兄妹の、可能性
  


 脚を押さえて蜜壺のナカへとゆっくりと焦らすように挿入していく。

 ぬぷぷぷ

 激しくされたくて疼く奥には、逆に辛い。


「ほら、〝お願い〟は?」


 おねだりを強要する。


「いっぱい、突いて・・・ください・・・・・・」


「了、解っ!!」


 無理強いしてでも訊きたかった言葉を訊いて強く打ち付ける。

 ずちゅんッ


「ヒッ!!」


 そのひと突きだけで達してしまった。それほどに身体は、ぐずぐずだった。


「全く・・・気持ちいいか、〝淫乱〟?」


 ナカがひと突きで締まったので達したのだと判って意地悪く声を掛ける。


「ぁ・・・イイ。気持ちいい・・・っ!!」


「ははっ。そうか、よかったな!」


 素直に見つめ再び快楽に支配されている熱を帯びた瞳を見返して嗤ってやった。


 》 》


 〝兄〟が理想だった。


  
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