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Wの愛
第2章 秘密の地下室
「…羅……愛…羅…愛羅…」

(んっ…誰かが…私の名前を…呼んでる)

「愛羅…起きろ」

私は必死に意識を呼び戻した…。

「うぅ…ん…ここは…どこ…?」

「やっと目覚めたか、愛羅…」

その部屋は薄暗く、ヒンヤリとしていて、まだ目が慣れてない私は自分が置かれてる状態を理解出来なかった…。

「愛羅…まだ状況が分からないのか?」

私は声がする方へ目を向けた…。

「ゆっ悠人⁉︎…なんで…こんな…」

びっくりして起き上がろうとするが、(あれっ?動かない!体が動かない…)

「いくら動いても無駄ですよ…愛羅。」

反対側に顔を向けると…

「涼太⁉︎ちょっと…何して…」

自分の置かれてる状況をようやく理解した
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