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金曜日
第16章 私の実家
実家に来てから30分くらいたった頃、インターフォンが鳴った
「あっ、パパが帰って来たわね♥」
ママは嬉しそうに玄関にお迎えに
翔大さんは立ち上がり緊張の面持ち
ばぁばとユリアさんはまだドラマの話で盛り上がってる(笑)
私も玄関へ
「ただいまー、おっ、あかり、もう来てたか、待たせてしまったかな?」
「パパ、おかえりなさい、じぃじも一緒だったのね?じぃじ、ひさしぶりー!」
じぃじの首に抱きつく私
じぃじが甘やかして育ててくれたので私はじぃじが大好き
「おー、あかり、帰ってきたか、よしよし」
じぃじにいい子いい子されて、子供の頃に戻ったよう
4人でリビングに向かうと、翔大さんが直立不動で
『おじゃましています。はじめまして、久坂翔大と申します。宜しくお願い致します。』
かなり、カチコチの挨拶に聞こえたけど(笑)
それを崩すかのような父の声
「おーっ、いい男じゃないか!堅苦しい挨拶はいいから座りなさい。」
翔大さんはほっとした様な感じで促され座ると
「ユリアちゃんの予想は大当たりだなー(笑)」
って、なんのことやら?
パパとじぃじがニヤリと顔を見合せ
ママとばぁばは笑いながら顔を見合せ
ユリアさんが苦笑いするなか
私と翔大さんはお互いに何?って顔を見合せた