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金曜日
第11章 どうする?言う?言わない?



「大城さん」



目を見て話し始めようとしたら



『翔大』



いきなり自分の名前を言って



「えっ?」



『俺の名前、翔大、知ってた?』



そりゃね、好きな人の名前くらい知ってるわよ



「えっ?うん、知ってるけど」



同期だし知らない方がおかしいでしょ?



『なら、これからはふたりの時、名前で呼んで?』



「えっ?なんで?」



『なんで?って、傷つくなー、』



大城さんは、はぁーとため息をもらし



『お前が言われてない!って泣くから、名前を呼んで、好きって言ったのに、大城さんだもんなー』



あっ、その流れだったのか!



『普通さぁ、好きって言われたら、私も好きって返すだろ?』



いつもそう言われてきたのか、このイケメン!



『それを、何か考えこんで、開口一番が、大城さんだもんなー』



言わなきゃって思ったんだもん!



『はぁー、なんなの?お前』



『俺はさぁ、地下鉄でキスしちゃった時にもう確信してたわけ』



えっ?なにを?



『お前、俺を見上げて真っ赤だったし』



顔が近かったからね、イケメン破壊力にやられてたのよ!



『この前も最後までしてないけど、好きじゃなきゃ、ああいうこと、しないだろ?普通は!』



うん、だから私も堕ちたし!



『だから、わかってると思ってたけど、』



わかんないよ、上野先輩のこと聞いた後だし



『言われなきゃわかんないって泣くからお前が』



うん、泣いちゃったね、私。



『言葉にしたのに』



『ホントになんなの?お前!』



『あー、もうー、』



大城さんは一気に話して



ベッドに大の字に倒れた



名前を呼んでくれたのに



もう、お前に戻ってるし



なんか、怒ってるし



私、やらかしちゃいましたか?(笑)







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