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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第9章 夢でも
「はい、産気づかれる少し前でしたか、何を思し召したのか、ご自分にもしものことがありしときは、こちらを大妃さまにお渡しするようにと仰せでした」



「―」




 大妃は黙って風呂敷を解いた。包まれていたのは、見事な螺鈿細工が施された宝石箱だ。さほど大きなものではないが、蘭の花が象眼されている。更に蓋を開ければ、美しい紐で束ねられた髪の毛と翡翠のノリゲ、対になった指輪と耳飾りが現れた。


「これは中殿が大切にしていたものではないか」




 大妃は眼を見開いた。
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