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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第9章 夢でも

「やはり、朕は母上にあの縁談はなかったことにして欲しいと伝えます。これではオクチョンがあまりに不憫だ。正式な側室にしてやれぬ上に、この上またオクチョン不在の折に新しい王妃を迎えるなど」
スンの言葉から、この縁談が大妃の肝いりであることも察せられる。憎いオクチョンを追い払い、後顧の憂いがなくなったところで早速、息子の新しい嫁探しを行ったというところか。
噛みつくような勢いにも、大王大妃は年の功で狼狽えもしない。逆に落ち着き払ってスンをいなした。
スンの言葉から、この縁談が大妃の肝いりであることも察せられる。憎いオクチョンを追い払い、後顧の憂いがなくなったところで早速、息子の新しい嫁探しを行ったというところか。
噛みつくような勢いにも、大王大妃は年の功で狼狽えもしない。逆に落ち着き払ってスンをいなした。

