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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第3章 愛する男の正体~再会~
 事後、母は泣きながらオクチョンの腫れた両頬を撫でた。




―私のことは何と言われても良いのだから、今後、二度と奥さまに逆らってはならないよ。



 母を安心させるために、オクチョンもやむなく頷いて見せたのだけれど。





 その後も何かにつけてはオクチョンに強く当たり、ついには伯母の言いつけで縫い上げた晴れ着を気に入らないのひと言で、眼前で破り棄てた。
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