パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 花と蝶の居場所

　だが、オクチョンは知っている。大妃は今回も当然ながら、オクチョンの昇進を断固として反対した。しかし、粛宗だけでなく王妃も熱心に口添えしてくれたお陰で、大妃もついには折れたのである。




―お義母さま、張昭儀は王子の生母にございます。国王殿下にとってただ一人の王子の生母が昭儀のままでは下々に示しがつきませんし、また王子も肩身の狭いを想いをするでしょう。何とぞ、ご理解下さいませ。