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第11章 第二話　あとがき

　実在の人物ということで、前も申し上げたように私にとってはかなり高いハードルです。それは今も変わりません。
　後はストーリーの展開上、出来事の起こった年代や月は適当に動かして「物語」を作っていますので、必ずしも歴史上で起こった出来事とこの物語内の日時は一致しておりません。
　でも、頑張って最後まで描きました。今回はほぼ描きたいことを描き切れたように思います。
　自分でも意外だったのは、仁顕王妃です。私はこの女性が好きなので、最初から「稀有な女性」として描くのは決まっていたけど、思っていたより出番が多くなりました。
　ただ、第三話以降の展開を考えますと、ここで仁顕王妃を丁寧に描いておくことは良かったのではないかと考えています。