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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第3章 愛する男の正体~再会~
「ね?」




 ミニョンの顔を見たオクチョンは息を呑んだ。涙でぐしゃぐしゃだったからではない。ミニョンの頬にはみみず腫れのような惨い傷が走り、紫に変色していたからだ。



「どうして? 何で、そんな怪我をしているの」





 オクチョンが咳き込んで問えば、ミニョンは嗚咽混じりに訴えた。
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