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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第16章 西からの使者
 その日、オクチョンは壇上で待つ粛宗の許へ正門から続く緋毛氈を一歩ずつ辿った。壇上では粛宗が王の正装に威儀を正して待ち受けている。オクチョンはといえば、やはり王妃の正装を纏っていた。






 今朝は日の出前に起き、申尚宮やミニョンたちの手により、儀式のための化粧などに臨んだのだ。
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