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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第18章 絶対の刃先
「では、世子さま、三つはお解りになりますか?」



 子のいないミニョンはユンをそれこそ甥どころか、自分の子どものように可愛がっている。ミニョンが真剣に問えば、ユンは愛らしく首を傾げ、しばらくして小卓の皿に盛られた薬菓を三つ取り上げた。



「まあ、凄い」




 ミニョンはユンを抱きしめ、頬ずりする。
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