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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第18章 絶対の刃先
 どれくらいの時間が過ぎたのだろうか。気が付けば、オクチョンは薄暗くなった居室で放心したように座り込んでいた。




 いつしかミニョンが側にいた。どうやら暗くなったので、灯火を入れにきたようである。





 文机の傍らの燭台に火を入れた刹那、ミニョンが小さな悲鳴を上げた。
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