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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第18章 絶対の刃先
「実は、それが私にもよく判らないのです。強いていえば、天意とでも申せばよろしいのでしょうか。何か人の力の及ばぬ大きな力が働いていて、それがあのお方を守っています。いかな私の祈祷をもってしても、天意には敵いません。天意はいわば神の力でもありますゆえ」






「神の力があの方を守っている―」
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