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炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第3章 愛する男の正体~再会~
スンは首を振ることで、気にしないという意思表示をしたようだ。オクチョンは続けた。
「だから、大王大妃殿には女官の数も少ないわ。仮にも国王殿下の曾祖母君に当たられる方なのに、私が見ても随分と粗略にされていると思う。その数少ない女官もおおかたはご年配か、若くて中年以上の方が多いわ。私がいちばんの若手なの。他に四人の若い娘がいて、いちばんの仲良しはミニョンというわ。とても優しい良い娘なのに、どうしてか私が入る前から、虐めを受けていたみたい」
「だから、大王大妃殿には女官の数も少ないわ。仮にも国王殿下の曾祖母君に当たられる方なのに、私が見ても随分と粗略にされていると思う。その数少ない女官もおおかたはご年配か、若くて中年以上の方が多いわ。私がいちばんの若手なの。他に四人の若い娘がいて、いちばんの仲良しはミニョンというわ。とても優しい良い娘なのに、どうしてか私が入る前から、虐めを受けていたみたい」